ELOレーティング
「ELO」は「イロ」と読み、1978年にアメリカの数学者アルパド・イロが国際チェス連盟のために考案したシステムです。このシステムは次のような考え方を基にしています。
- 2人のプレイヤーが対戦するとして、この2人のレーティングの数値を対戦前に比べます。ここでは数値の高い方をA、低い方をBとします。
- Aが勝った場合、Aの方がレーティングの数値が高いため、それが当然だとみなされます。このとき、Aはわずかなポイントしか獲得できません(Bとの数値差があまりに大きい場合、ごくわずかなポイントしか得られません。逆に、Bとの数値差が小さい場合は、より多くのポイントを得られます)。負けたBはポイントを失いますが、失う量はわずかです。
- もしBが勝利した場合、元の数値が正しくなかったとみなされます。Bは大量のポイントを獲得し、Aは大量のポイントを失います。Bが獲得するポイントとAが失うポイントは、AとBの元々の数値が離れていればいるほど、大きくなります。
このようにして、多くのプレイヤーと何度も対戦を重ねていくうちに、AとBのレーティングの数値はしかるべきところに落ち着きます。その後、自分より数値が低いプレイヤーに勝ったり、数値が高いプレイヤーに負けたりすることを繰り返しても、特に大きな変化は起こらず、数値は安定したものになります。